アメリカジョージア州エマーソンで
現地7月8日(日)午前中に起こった
AAU(アマチュア運動連合、全米体育協会)のバスケットボールの試合(【追記】AAU側は、この試合はAAUとは関係ないとアナウンスしています。ソースはこちら)での
選手による審判への暴行事件について、
アメリカの有識者らしき人が、上記の記事にて
インタビュー形式で今回の事件についての見解を示しています。
見識を述べた人物について
ケビン・マクナット(Kevin McNutt)氏という
高校や AAU のバスケットボールの審判を34年間務めている人物で、
ジャーナリストや起業家としての肩書きもあるそうで、
書物も出版しています。
Playing Time: Tough Truths About AAU Basketball, Youth Sports, Parents, and Athletes
こちらは、
純粋な競技愛を持つ学生の黒人選手(球技)が、さまざまな人間や企業によって、金の成る木として扱われている
ことについて記しているもので、
Hooked on Hoops: Understanding Black Youths’ Blind Devotion to Basketball
こちらは、
なぜ都市部の黒人少年が学業を軽んじてバスケットやアメフトにのめりこむのか
について記されています。
どうやら、両者とも
黒人の少年たちと学生スポーツとの間に根付いている問題点
についてがテーマのようです。
学生バスケットボールの審判をしながら、
その学生バスケットボールなどのシステムの問題点を指摘しているようで、
その点では、かなり踏み込んだ活動をしているように思えます。
主な見解について
ケビン・マクナット氏が述べた見解について要約すると、
となっております。
との見解のようです。
最後に
要は、
審判はもっと自身のレベルアップに励め
ってことなんでしょうが、
アマチュアレベルの場合、
審判は他に本職があって(今回の有識者もそうですが)、
審判業は副業レベルになっているケースがほとんどなのではないでしょうか。
(NBAなどのトッププロなら審判は専業だと思いますが。)
となると、技術の研鑽に励む時間がある審判もいれば、
そうではない審判や、まだ経験自体が浅い審判もいて、
ゲームを担当する審判の当たり外れの差が大きくなって
今回の件では、あまりレベルが高くない審判が当たってしまった。
それに、
件の審判には父親も同会場で審判してた(前回の投稿より)
ってことから、息子審判がまだ若く経験が明らかに浅かった
ことが考えられます。
こう書いてると、審判が全部悪いように感じてしまいますが
マクナット氏は、コーチに一番責任がある
と述べています。
なかなか難しい問題ではありますが、おそらくは
こうした根深さは、マクナット氏の著書に詳しく書いてあるのでしょう。