結局スウィープでウォリアーズが優勝しましたね。結果的には第1戦のあの場面で流れが決まってしまった感があります。
終わってからキングが怪我してたとかいろいろ出てきました。あの状態でプレーしてたのは言うまでもなくとんでもないことですが、ファイナル出場9回自体がすごいことだと思います。
主力として9回もファイナルに出るなんて(8連覇のセルティックスを除けば)他にはおそらくマジック・ジョンソン(5勝4敗)くらいしか思い当たりませんし、3勝6敗と負け越しているのは、ファイナル敗退が少なかった
- マイケル・ジョーダン&スコッティ・ピッペン(6勝0敗)
- ティム・ダンカン(5勝1敗)
- コービー・ブライアント(5勝2敗)
そして - ロバート・オーリー(7勝0敗)
などと比較はされるんでしょうが、所属チームを変えながら8年連続でファイナル出場というのは負け越しを完全に打ち消さないまでも、評価すべき点ではないでしょうか。
スウィープで決まったNBAファイナルというと、またまたこれになってしまいますが95年ファイナルでしたね。あれも第1戦で流れが決まったシリーズでした。
95年ファイナル(ロケッツ対マジック)の第1戦は、勝ったのはロケッツでしたが、試合の流れはほぼマジックの勝ちだろうという展開でした。
マジックは前半で最大20点差をつけていたのに追いつかれ、第4Qで再びリードを広げてファウルゲームに持ち込ませたのですが、ニック・アンダーソン(Nick Anderson)の4連続フリースロー失敗があって再びロケッツに追いつかれ、オーバータイムで負けてしまいました。
その後、第2戦は大差でロケッツの勝ち、第3戦は何とか抵抗するものの負け、第4戦も大差を付けられて最後はアキームに3ポイントまで入れられてスウィープで敗退してしまいました。
第1戦のミスプレーからのスウィープ決着という共通点が見られた上記の2シリーズ、ミスプレーをしたJ.R.スミスもニックも批判は浴びざるをえないのでしょうが、やはりファイナルという大一番は選手にとっても、多大なプレッシャーがかかるのでしょう。
J.R.は以前にも失態プレーの前科があること、ニックは普段からフリースロー成功率があまり良くないという「欠点」はあったにせよ、それらがプレッシャーにより強調されてしまったのかもしれません。
スウィープ決着したファイナルだと直近では今年、2007年、2002年、1995年とあるのですが、調べてみるとこれら4シリーズとも第2戦が大差の結果になっているんですね。それらの前の1989年は接戦だったみたいですが。
ダブル・クラッチ ヒューストン・ロケッツ2連覇達成全記録 [VHS]
今シーズンのNBAのゲームはこれで終了ですね。来シーズンこそはロケッツが優勝してほしいと思います。