前回の投稿(ロケッツ、ライアン・アンダーソンらをトレード放出。代わりに獲得したのはブランドン・ナイトとマーキース・クリス)
の元記事Rockets trade Ryan Anderson and De’Anthony Melton for Marquese Chriss and Brandon Knight – Golden State Of Mind にあった
覚えておきたい、または注意しておきたい 英語表現を 3つ 紹介します。
1. move the needle Rockets trade Ryan Anderson and De’Anthony Melton for Marquese Chriss and Brandon Knight – Golden State Of Mind より:
Like all moves that Houston makes, this was all done with hopes of finding a way to surpass the Warriors. They freed up some cap space that should help them next offseason, and Melton – the 46th pick in this year’s draft – wasn’t going to move the needle for them anytime soon.
これは、打倒ウォリアーズを果たすためにロケッツがとった対策の1つである。ロケッツにとって、来オフに備えるべくサラリーキャップをある程度空けたことになる。そして、メルトン(今年のドラフト46位指名)は、すぐにはチームへの変化をもたらさ なさそうであった。
move the needle には、
(メーターの針を動かすほどの)大きな 変化をもたらす という意味があるようです。
ここでの needle は 音響調節に使われる Vuメーターなどの各種メーターの針 のことで、 これらメーターの針が大きく振れると、測定値が大きく変化するということなので
大きな変化をもたらす
という意味になるということです。
参照サイト expressions – What is the meaning of the phrase ‘moving the needle’ – English Language & Usage Stack Exchange
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2. much needed depth Rockets trade Ryan Anderson and De’Anthony Melton for Marquese Chriss and Brandon Knight – Golden State Of Mind より:
He is, however, rather defensively inept, and is rehabbing an ACL injury that kept him out all of last year, so it remains to be seen what he can offer. He’s unlikely to be very good, but he could provide them much needed depth in the event of yet another injury to Chris Paul.
ただ、ナイトはディフェンスにやや難があるのと、ACL(前十字靱帯)の負傷で昨シーズンをすべて棒に振ってリハビリ中であるため、ナイトの加入が何をもたらすのかはまだ分からない。ナイトにかかる期待は多くはないが、クリス・ポールが再び怪我した場合に、ロケッツにとっては急務であった層の厚み がもたらされるかもしれない。
much needed depth は
much needed → 多く必要とされている depth → 奥行き を組み合わせたものとして考えます。
depth は「深さ」の他にも「奥行き」の意味があって 「奥行き」は「選手層の厚さ」 のニュアンスにしても差し支えなさそうです。
というわけで、
急務である選手層の強化
と解釈できます。
実際、”much needed depth” を google 検索してみると、
スポーツ関係の海外サイトが多く検出されます。
それらの多くが、 「新しい選手が来て “much needed depth” がもたらされた」 という意味合いで使われています。
3. 仮定法倒置の should Rockets trade Ryan Anderson and De’Anthony Melton for Marquese Chriss and Brandon Knight – Golden State Of Mind より:
With their defensive struggles, neither Knight nor Chriss is likely to play too much should the teams match up again in the playoffs .
ナイトとクリスにはディフェンスに課題があるため、もしロケッツとウォリアーズがプレイオフで 再び相まみえた場合に 、2人ともそれほど活躍できるとは思えない。
原文の方は、「if」がなく、従属節が後ろにあるので 一見すると仮定法には見えません。
ただ、should の後ろの語が
動詞原形 ではなく
名詞 なんですよね
この時点で何か特殊な表現なんだな (結論としては if の省略 & 助動詞倒置の仮定法 )
と気付かなければいけません。
ここでいうif の省略 & 助動詞倒置の仮定法
はどういうものかというと、元々は
if the the teams should match up again in the playoffs
という “if S should ~,” という仮定法未来
であったものがif が省略 されて should という助動詞が倒置 で前に持ってかれて
should the teams match up again in the playoffs
と変化したものです。
原文は~ play too much, should the teams ~
のようなコンマの区切りがないので結構分かりにくいですよね。
しかし、このif を省略して should(他に had、were) を頭に置く 仮定法倒置は
一見堅そうな表現ですが、英文記事で結構出てきます。
should が不自然なかたちで出てきた場合には、 この仮定法を疑ってみるとよいでしょう。(should の他にも had、were の場合もあります。)
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4. 最後に move the needle → 大きな変化をもたらす much needed depth → 急務である選手層の強化 スポーツの記事に出てくると一瞬何か分からない表現ですが、
私はこれらの表現を何回も見た記憶があるので 覚えておいて損はないでしょう。
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