今年も6月下旬恒例のNBAドラフトが行われましたね。
私の場合、NBAを見ていた90年代でもドラフト候補の選手は事前にほとんどチェックしてませんでした。
ですので恐縮ですが、今年の指名選手も事前では全く知りませんでした。
全体1位はビッグマン(ディアンドレ・エイトン DeAndre Ayton、サンズ、216cm)ですか。この傾向は今も変わってないですね。
やっぱり上背がある選手の方がミスマッチの心配が減るとかいろいろと計算できそうですしね。
逆に、96年1位のAI(公称183cm)がどんだけだよってことですね。
あとは、指名即トレードも風物詩ですね。これも昔から変わっていませんね。
今年の指名リストをパッと見てみました。どうせ名前知らないけど、と思ったら1人だけ知っている名前がありました!
それは、ジャレン・ジャクソン Jr.(Jaren Jackson Jr. 、全体4位・グリズリーズ)です。
Jr. ということは父親が元選手かも、って思われますがその通りで、私は真っ先に父親がジャレン・ジャクソン(Jaren Jackson、クリッパーズ、スパーズなど)なんだな、
と思いました。
父親ジャレン・ジャクソンの Twitter
https://twitter.com/JarenSrJackson
ジャレン・ジャクソンを知ったのは、FLEER ’92-93というトレーディングカードで引いたときでした。当時の所属チームはクリッパーズでした。
トレカで名前を覚えたくらいなので、超マイナーな選手でした。
丸っこい顔をしていて、ポジションは196cmのG/Fなんですが、ドラフト外入団らしく毎年チームを点々としており、平均得点もキャリア前半ではほとんど2点台でした。
というか、テレビの中継で1回も見たことがなかったです。たぶん。トレカもその後1回も引いてませんでしたし。
彼の名前を再び見たのは、1999年のプレーオフ。当時TBSでやっていた「NBA MANIA」というNBA番組の試合ダイジェストで、ジャレン・ジャクソンの名前がスパーズのユニフォームで出てきました。
「あ~トレカでしか見たことないジャレン・ジャクソンか、生きてたか~」程度に思っていたら、ナレーションが「ジャレン・ジャクソンがスリー!」というようなセリフをしきりに言うのです。
そう、ジャレン・ジャクソンが3ポイントを大事なところで決めまくっていたのです。出番があるだけでも驚きなのに、勝利に貢献する大活躍をするとは・・・。
このシーズンに優勝したスパーズの陰のファイナルMVPと言っていいくらい、特にファイナルでスリーを決めまくってました(下のスパーズ2番です)。
#Spurs throwback… that time Jaren Jackson dropped 17 pts in GM 1 of the 1999 NBA Finals pic.twitter.com/squHWl4AFr
— Jabari Young (@JabariJYoung) November 3, 2016
その優勝直後の1999年9月15日に生まれたのが、今回ドラフト指名を受けたジャレン・ジャクソン Jr. というわけですね。背は2m11ですか、父親より高いですね。出身大学はミシガン州立、あのマジックと同じですね。
父親のジャレン・ジャクソンはキャリアの中でも、スパーズ在籍時の1997-98~2000-01は成績が良かったみたいですね。しかも優勝できたのですから。
私がNBAをよく見ていた90年代に現役だった元選手の実子が、今の2010年代にNBA選手として活躍しているのをよく見ます。記憶にあるだけでも
- ティム・ハーダウェイ(Tim Hardaway)
→ ティム・ハーダウェイJr.(Tim Hardaway Jr.) - ラリー・ナンス(Larry Nance)
→ ラリー・ナンスJr.(Larry Nance Jr.) - デル・カリー(Dell Curry)
→ ステフィン・カリー(Stephen Curry)、セス・カリー(Seth Curry)
の組み合わせが挙げられますね。他に、父親の現役時代を私のリアルタイムで見ていなかったケースとしては
- マイカル・トンプソン(Mychal Thompson)
→ クレイ・トンプソン(Klay Thompson) - ビル・ウォルトン(Bill Walton)
→ ルーク・ウォルトン(Luke Walton) - マイク・ダンリービー(Mike Dunleavy)
→ マイク・ダンリービーJr.(Mike Dunleavy Jr.)
を覚えております。
しかし、NBAは親子や兄弟で選手となるケースが多いですね。MLBもそうですが。あんなレベルの高い世界でよくも揃って入れるものですね。不思議なものです。