明日はNBAアワードの発表ですが

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日本時間の26日に今シーズンのNBAアワードが発表されるようです。

というか、NBA各賞の発表ってドラフトの後にまとめて発表という形式に変わってたんですね。

 

昔は、レギュラーシーズンが終わってプレイオフ真っ只中に続々発表という形でしたけど、今の形式(後になってまとめて発表)の方が断然公平に選定できると思います。

というのも、プレーオフの戦況によってバイアスがかかってしまう場合があるんですよね。特にMVPについて。

 

例を挙げてみると、93-94シーズンのMVP選考がそうでした。

結果から先に言うと、MVPを獲得したのはアキーム・オラジュワン(Hakeem Olajuwon、ロケッツ)でした。

しかし、デビッド・ロビンソン(David Robinson、スパーズ)がMVPでもおかしくなかったのです。というか「MVPはロビンソンか・・・」と当時は半ば諦めてたくらいです。

 

93-94シーズンのMVPの行方について、オールスターくらいまでは、チーム成績(当時のNBA新記録の開幕15連勝など)もあってMVPレースはアキームが優勢でおかしくありませんでした。

ところがオールスター明けにロビンソンクアドラプル・ダブル(34P、10R、10AST、10BLK)を達成し、さらにシーズン終盤にはロケッツとスパーズとの直接対決ではスパーズが連勝し、挙げ句の果てにはロビンソンがシーズン最終戦で71点を挙げてしまったのです。

当時の雑誌でもMVPはもうロビンソンで決まりと大きく載ってましたし、これはロビンソンだろうな、アキームはロケッツが優勝しれくれればそれでいいや、と思っていました。

 

ところが、スパーズ(ウエスタン4位)はプレイオフ1回戦でジャズ(ウエスタン5位)に敗れてしまったのです。

対して、アキームのロケッツは苦戦しながらも何とかカンファレンス・ファイナルまで駒を進めていきます。

そして、当時のNBA各賞というのは先程も述べたように、プレイオフの真っ最中に決まっていくのです。最初はコーチ・オブ・ザイヤーやルーキー・オブ・ザ・イヤーあたりからカンファレンス・セミファイナルが始まるくらいの時期から決まっていき、最後に発表されるのがMVPで、これはカンファレンス・ファイナルの第2戦の前あたりなのでした。

 

ということは、MVP受賞者発表直前の段階では、ロビンソンのスパーズは既に敗退し、アキームのロケッツはまだ生き残っている状態、ここで印象が逆転してしまったのかもしれません。

私自身も正直なところ、「これもしかしたらアキームがMVP獲れるんじゃないの?」と思い始めていました。

そして、当時NHK BS1の放送でニックスVSペイサーズの第1戦の放送が終わる頃に、実況のアナウンサーの人が「アキーム・オラジュワンがMVPとのことです」と話されて、「お、アキームがMVPだ!」と思ったのです。

そして、カンファレンス・ファイナルの第2戦の試合開始前にアキームのMVP受賞セレモニーが執り行われたのでした。

 

もちろん個人的には、アキームのシーズンMVPはものすごくうれしかったし、アキームのスピーチ(この賞はチームメートやコーチの皆さんのおかげだ、という旨)にはとても感動しました。

ただ、MVPはレギュラーシーズンに対するものだと思いますから、プレイオフを早々と敗退してしまったから受賞を逃したというのは、ロビンソンやスパーズ側からすると納得はいってないだろうなと思いました。

 

93-94シーズンは受賞を逃したロビンソンですが、次の94-95シーズンも引き続き好成績を残し、無事シーズンMVPを受賞しています。

 

ですから、NBAのレギュラーシーズン各賞については、先程述べたプレーオフの成績による影響を受けにくい現方式でいいかと思います。

 

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そして、私はやはりロケッツファンなので今シーズンのMVPジェームズ・ハーデン(James Harden)であってほしいですね。大丈夫だとは思いますが。

クラッチ・シティ(ヒューストン・ロケッツ ’94初優勝全記録)[VHS]

 

追記(2018年7月13日)
今シーズンのNBA MVPはジェームズ・ハーデン!
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