今 Twitter のタイムラインを見ていたら
この選手がヤバいとのリツイートがありました。
7’2” freshman Bol Bol put up 14 PTS (5-11 FG), 9 REB & 5 BLKS during 26 MINS of his national TV debut at the 2K Empire Classic.
(Via @FrankieVision)
— Ballislife.com (@Ballislife) November 16, 2018
確かにこれはすごいですね。
めちゃくちゃ長い手足で動きが俊敏すぎて
ジャンプショットも上手い。
7フィート2インチ(約216cm)と
シャック(Shaquill O’Neal)と同程度の身長で
これだけ横に速く動けるんなら
NBA入りしたら結構楽しみな存在になりそうだなあ、
と名前を見てみたら、

え?Bol(ボル)??

ボルっていったらNBA最長身の
マヌート・ボル(Manute Bol)じゃん

手足が長いのは
マヌートに似てるけど
まさか息子??

で、顔は似てるの?
Bol Bol has exceeded 20 points in game for the fourth time so far this season. #GoDucks pic.twitter.com/fyUpqhuYt0
— Oregon Men's Basketball (@OregonMBB) November 27, 2018
似てる・・・。
これはもう、父親マヌートですね。
Bol Bol, son of former player Manute Bol, is turning heads with his versatility on court.https://t.co/Tt2pVPMBEm pic.twitter.com/2E1blj5TuS
— MaxPreps (@MaxPreps) January 21, 2016
上のツイートのように
もう世間では2年以上前から有名になっているようですが
私はただ今知りました・・・。
ボル・ボルの父マヌート・ボルは
スーダン出身の元NBA選手です。
残念ながら故人(2010年没)となっております。
最大の特徴は何と言ってもその身長。
231cm、7フィート7インチは
NBAの歴代の中でも最も身長の高い選手でした。
(ルーマニアのゲオルゲ・ムレシャン(Gheorghe Mureşan)も同じ7フィート7インチ。ムレシャンの方がわずかに高いという説もあり。)
↑これだけ高いマヌート。
マッチアップしているナゲッツのグレッグ・アンダーソン(Greg Anderson)も208cmあります。
アメリカのブジッジポート大(University of Bridgeport)から
1985年のドラフトで
ワシントン・ブレッツ(Washington Bullets、現ウィザーズ)に
2巡目31位指名(当時NBAは全23チーム)されてNBA入り。
※1983年に一度、サンディエゴ・クリッパーズ(San Diego Clippers、現LAクリッパーズ)から97位で指名されていたのですが、資格を満たしていなかったということで、その時はドラフトが認められませんでした。
NBAでの在籍チームは
ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)
ゴールデンステート・ウォリアーズ(Golden State Warriors)
フィラデルフィア・76ers(Philadelphia 76ers)
マイアミ・ヒート(Miami Heat)
ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)
フィラデルフィア・76ers
ゴールデンステート・ウォリアーズ
でした。
やはり長身過ぎる選手は
横のスピードがない傾向にはあるため、
正直、両手を挙げながら
ただゴール下で立っているだけ
のような印象がありました。
ただ、ブロックはすごかったです
(キャリア平均3.3本)。
単純に身長の高い選手は
ブロックが多いんだなということが
このときに分かりました。
(length – 0:27)
個人的には76ers時代が印象に残っています。
1992-93シーズン、当時ウエスタン最強だった
フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)戦で
6本の3ポイントを沈めました。
(length – 0:58)
キャリア平均2.6点、1992-93シーズンだけでも2.2点だったのが
この試合だけでキャリアハイタイの18点。
ブロックだけではなく、
シュートタッチが柔らかく見えるんですよね。
これでシュート機会がもっとあれば
もっと得点上げられるんじゃない?
と当時から思ってました。
まあ普段はなかなかボールが回ってこなかったことは
容易には想像できますが。
3ポイント重視の戦術が多い現在のNBAだったら
もうちょっと面白い結果を残していたかもしれませんね。
で、息子のボル・ボルですが、
1999年11月16日生まれで
現在オレゴン大(University of Oregon)
の1年生ということですか。
(length – 2:18)
父親とは比べものにならないくらい
横のスピードがあります。
身長は218cm(7フィート2インチ)と
父親より10cm以上低いですが
(英語版の Wikipedia では221cmとあります。)
それでも、十分高すぎます。
これに、ボールハンドリングやシュートの技術が上手く
父親譲りの手足の長さがあるので、
これは、NBA入りして
ケガさえなければ
父親の数字は間違いなく超えるどころか
リーグを代表する選手になりえそうな気がします。
来年2019年のドラフトで
アーリーエントリーで指名される可能性があるので
来シーズンからNBAでその姿を見れるかも
しれないということですか。
それを父マヌートが直接見れないのは
つくづく残念でなりませんね。