このタイトルのあとに何が続くか。90年代のNBAに詳しい方ならすぐに出てくることでしょう。
もちろん私は今でもすぐに出てきます。
ムポロンド
ムカンバ
ジャン
ジャック
ワムトンボ
そう、NBA屈指の守備型センター、ディケンベ・ムトンボ(Dikembe Mutombo)のフルネームですね。
もう一度言い直すと、
ディケンベ・ムトンボ・ンポロンド・ムカンバ・ジャン・ジャック・ワムトンボ
(Dikembe Mutombo Mpolondo Mukamba Jean Jacque Wamutombo)
となります。
私の「ムポロンド」とすぐ上の「ンポロンド」で微妙に違っている部分がありますが、当時雑誌には「ムポロンド」と載っていたのでそう覚えました。
スペルも“Mpolondo”で“M”ですから「ム」だと思っていました。
2017-18 #NBA クレッグ・セイガー・ストロング賞は、ディケンベ・ムトンボ!#NBA #NBAjp #NBAAwards pic.twitter.com/pGiIt5Pdqu
— NBA Japan (@NBAJPN) June 26, 2018
そんなムトンボが先日のNBAアワードでセイガー・ストロング賞という賞を受賞していましたね。
セイガー・ストロング賞(Sager Strong Award)は、勇気・誠実さ・心遣い・思いやりのお手本として活動しながら先駆け的存在となっている個人に与えられる賞で、NBAで長年サイドラインリポーターを務めたクレイグ・セイガー氏(Craig Sager、1951-2016)を称えるために2017年に創設されたNBA賞、とのことです。
セイガー氏はそういえばTNTのコート上インタビューでいつもいましたね。そうかこの人もいなくなってしまったのですね・・・。
表彰スピーチの様子はこちらです。
(そのまま再生するとディケンベの登場する 5:55 / 11:11 から開始します。その前の 2:50 からディケンベの紹介Vがあります。)
元々ムトンボは慈善活動を熱心に行う人で、現役時代にも祖国コンゴ民主共和国(ザイール)に病院を建てたりしてましたから、このような賞はいつかは必ずもらえてたでしょう。
ムトンボの姿は引退後も結構見るような気がします。慈善活動しているシーンとか、試合観戦したりイベントに出たりで。
それにしても相変わらず背が高いし手足が長いですね。声は現役の時よりさらにガラガラになってますけど。
「ディケンズ」の謎
そして、またフルネームの話題に戻りますが、ムトンボのフルネームって一時期「ディケンズ」という名前も付いてたのですが、あれはどうなったのでしょう?位置としては、
ディケンベ・ムトンボ・ンポロンド・ムカンバ・ディケンズ・ジャン・ジャック・ワムトンボ
となります。
これは、1999年か2000年にTBSでやってた「NBA MANIA」という番組で、女性リポーターが現地に行って直接ムトンボ本人に(フルネームは何ですかと)インタビューしたときに、上記のディケンズ付きのフルネームを言ってたのです。
当時これを見てて、「え?まだあったの?」と思いました。そして「ディケンズ」の部分を即暗記しました。
ただ、この「ディケンズ」ってその時だけなんですよね見たのは。
今英語で検索かけても、ディケンズらしきものは全く見当たりません(数年前にも同じことをしましたが同様に見つかりませんでした)。英語(フランス語?)のスペルも分からないですが、“Dickens”で検索しても、ムトンボのフルネームらしきものはありませんでした。
それに、ナゲッツ時代のホームのスタメン紹介は ムトンボをフルネームで紹介するのですが、このときは「ディケンズ」を使っていなくて
ディケンベ・ムトンボ・ンポロンド・ムカンバ・ジャン・ジャ~ック・・・ワ~ムトンボ~~
って感じで言ってたんですよね(1993-94シーズン終盤でのNHK BS1放送でやってました)。
もしかすると、ムトンボの本当のフルネームってもっともっと長いのかもしれません。本当に全部並べるときりがないから「公式」では(ディケンズ抜きの)
ディケンベ・ムトンボ・ンポロンド・ムカンバ・ジャン・ジャック・ワムトンボ
としているのかもしれません。
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そういえばサージ・イバカ(Serge Ibaka)も本名が長くて、しかもムトンボと同じコンゴ共和国出身(コンゴ民主共和国とは別、国籍はスペイン)ですね。セルジ・ジョナ・イバカ・ンゴビラ(Serge Jonas Ibaka Ngobila)ですか。こちらは全く覚えられませんね、ムトンボより短いのに(笑)。